ケアマネ試験・合格のコツ/コツ⑤ 文末には注意
「市町村」「国保連」「介護報酬」。知っている言葉が並んでいると、それだけで正しそうに見えてくる。
だが、そこで答えを決めるのは早い。最後の「できる」と「しなければならない」で、文章の意味は変わる。
「できる」と「義務」は、別の話だ。
「できる」は、その行為が制度上認められているということ。「しなければならない」は、行う義務があるということだ。
「できる」と書かれていても、条件がない、何でも自由という意味ではない。誰が、何を、どんな条件でできるのか。そこまで確かめよう。
まずは、義務の文章を読んでみよう。
第28回・問4/選択肢3
介護保険に関する市町村の事務についての問題
介護保険に関する収入及び支出について、特別会計を設けなければならない。
答えは ○。
市町村は、介護保険に関する収入・支出について特別会計を設ける。ここは「設けなければならない」。義務として押さえよう。
今度は、「委託することができる」。
第28回・問4/選択肢4
介護報酬の審査及び支払を国民健康保険団体連合会に委託することができる。
こちらも ○。
市町村は、介護報酬の審査・支払を国保連に委託することができる。「委託しなければならない」と覚えてしまわないことが大切だ。
文末を変えると、意味も変わる。
試しに、今の文章の文末を変えてみよう。
解説用に文末を変えた例です。実際の出題文ではありません。
介護報酬の審査及び支払を国民健康保険団体連合会に委託しなければならない。
このように義務と言い切ると ×。
知っている単語は同じなのに、文章の意味は変わった。だから、見覚えのある言葉だけで判断してはいけないんだ。
「できる」なら正解? それは違う。
文末だけで○×を決める裏技ではない。「できる」でも、主語や内容が違えば誤りになる。
読む順番は、「誰が → 何を → できるのか、義務なのか」。文章を一つのまとまりとして確かめよう。
- 主語を確かめる。市町村なのか、都道府県なのか。
- 行為を確かめる。設置、指定、委託など、何の話なのか。
- 文末まで読む。できるのか、しなければならないのか。
最後の一言まで、読み切れ。
知識が足りなかったのか。それとも、読み飛ばしたのか。間違いの理由が分かれば、次の勉強で直せる。
知識が足りなかったのか。それとも、読み飛ばしたのか。間違いの理由が分かれば、次の勉強で直せる。
3つの視点を、次の一問で使ってみよう。
コツ③ は「入れ替え」。コツ④ は「数字」。そして今回は「文末」。全部を一度に完璧にしなくていい。まずは一問、どこを確認したか説明できるようにしよう。